中井貴恵さんを代表とするボランティアグループをお招きして、「大人と子供のための読み聞かせの会」を開きました。この会は、統合によって開校してから毎年行われており、今回は３回目です。演目は「ちいちゃんのかげおくり」（あまんきみこ作）でした。児童は、体育館の照明が落とされ、舞台に設置された大型絵本にライトが当たると、一瞬ざわめきましたが、中井さんやスタッフの巧みな朗読と美しい音楽に魅せられ、瞬く間に物語の世界に引き込まれていきました。大型絵本には絵を動かすいろいろな機能が備えられており、目を楽しませてくれました。お話の終わりには、主人公ちいちゃんの悲しい運命に涙する子供や、死んでしまうことが受け入れられないのか「ちいちゃんはどうなったの？」と口にする子供もたくさんいました。おしまいに、平和の大切さを皆で再確認して会を終えました。