校長あいさつ

校 長  近 藤 充 廣(こんどう かつひろ)

令和5年4月、新1年生71名(男子36名、女子35名)を迎え、全校児童430名(男子227名、女子203名)で、滝野川もみじ小学校、開校7年目がスタートしました。滝野川もみじ小学校として6年間積み重ねてきた歴史の上に、児童や保護者、地域の皆様と一緒に新たな1年間の歴史を積み重ねることができる喜びを感じております。この3年間は新型コロナウィルスに翻弄され、日常生活に様々な制限が課される中で、学校生活をいかに子供たちのために実りのあるものにするのか試行錯誤しながらも進めてまいりました。そのような制限も昨年度後半から少しずつではありますが緩和され、そのたびに学校行事の在り方を見直してきました。しかしながら、コロナ対策もすべてがマイナスであったわけではなく、学校行事を見直す良いきっかけになったことも事実です。今年度はさらに、5月以降、新型コロナウィルスが5類となった後新しい方針が出されると思いますが、子供たちにとって何が大切であるのかを改めて考え、子供たちの夢や希望、目標を達成できるような学校生活が送れるよう教職員一同力を尽くしてまいりたいと思います。
また、これまで以上に友達と関わりながら学習を進められると思います。これから子供たちが生きていく社会はAI化が進み、今ある職業の多くが不要になる等、別の世界になるような報道も数年前からあります。実際にそうした面もあるでしょう。しかし、人と人が生きている世界で、「関わり合い」がなくなるとは考えられません。他人とどのような関係を作り、成長するのかを考えさせることは、価値のあることと考えます。子供たちには「自分の大切さとともに他の人の大切さを認めること」ができるようになってほしいと考えます。そのためにも、人と人との関わり合いの中でそれぞれの違いを認め、その上で自分らしさを発揮できるように育ってほしいと願っています。
新年度となり教職員も新たな体制で進めてまいりますが、滝野川もみじ小学校で展開されるあらゆる教育活動を「学校は子供たちのためにある」という一点に集約し、学校、保護者、地域が一丸となって進めていけることを期待しています。子供たちが「明日も学校に行きたい」と思えるような活動を工夫し、子供たちが安心して学校生活を送ることができるよう、全力で取り組んで参ります。
保護者の皆様、地域の皆様におかれましては、引き続き本校の教育活動にご理解、ご協力いただきますよう、よろしくお願いいたします。